そらとぶアザラシ

とあるWEBエンジニアの日誌

絵の道を選ばなかった人がブルーピリオドを読み始めた

ブルーピリオドを読んでる。まだ1巻。1巻が重い。美大を目指す漫画と聞いていやそれは私の心がれてしまうと思って読んでいなかったけど、ああ多分読んでよかった漫画だ…と思いながら読んでる。まだいっぱい巻数あるから、ゆっくり読んでこうと思う。

高校生の頃、絵を描いて個人サイトに載せていた。個人サイト全盛期の末期だ。ピクシブはあったが、『個人サイトの自分の空間感』が好きで、TAG indexや素材サイトにお世話になりながら、サイトを運営していた。

大学を選ぶ時、好きなことは絵を描くこと、サイトを作ることくらいだった。私はサイトを作ることを選んだ。

ブルーピリオドの1巻の後半で、ユカちゃんが『悔しいと思うならまだ戦えるね』という話がある。過去に絵を描いてた時、私は他の人の絵を見て悔しいと感じたことは多分あんまりなかった。上手いな、くらいしか思わなかった。私はそれを『何か到達できない場所』だと思って諦めていた。私はきっと、絵で戦う気がなかった。

高校生当時はエンジニアなんて職業はよく知らなかったが、今ではかっこいいな!って思える人を見ると『私があの人みたいになるのに足りないものは何?』と考えられる。ちょっと違うのかもしれないけど、これが『悔しい』って気持ちに近いんだと思う。グヌヌって思う気持ちは正直一切ないのだけど、差分を埋めにいきたい精神が人を動かすんだろうなって。

ところで私金曜の課題図書として流浪の月を購入してしまっているのだが…こうして積読が増えていくのだなあ。人生は楽しい。