そらとぶアザラシ

とあるWEBエンジニアの日誌

【ネタバレ有】映画 プロジェクト・ヘイル・メアリー

ネタバレ有というかネタバレしかないです。

プロジェクトヘイルメアリーの予告が発表された後に『予告がネタバレ』と聞いて急いで原作を読んだ勢の感想です。

 

 

開幕は目を覚ますシーンから、原作だと目を覚ましてからしばらくあの部屋に居た気がするけどすべてをぶっこぬいて部屋を出ていく主人公、めっちゃ元気やん。あの管ってぶち抜いていいやつ?

そして原作は結構ザ・死体って感じだった気がするけれど映画だとだいぶ表現がやわらかめ。原作は結構元クルーに思いを馳せる時間が長かった気がするし『俺の荷物……なのか……!?』みたいな荷物の話に言及もあった気がするけどそこもサクっと飛んでいってクルーたちを宇宙へ送り出し。ウォッカはちゃんとこっちでもいただいてました。

原作の時はあんまり主人公がひとりであることの寂しさって感じなかったんだけどこっちだとパーティーグッズ身に着けてたりするのにひとりだからか寂しさを感じちゃった。

 

そして待望のロッキー登場!ロッキーの声どんなんになるんだろと思ってたけどなんだかパイプオルガンとキュイキュイの中間みたいでかわいいね。マイクラの空洞音にもちょっと似ている。

最初の踊り合うシーン何度でも見たいのであそこ公式で宣伝動画として切り抜いて欲しい。たいへんかわいい。ロッキーが送ってくる模型とかもかわいいのでグッズで欲しい。ちょっと高くてもいいからしっかりした素材でいいな。キセノナイトじゃなくていいから。

 

そして結構すぐにしゃべってしまった。まあ確かに映画の中でいちいち画面見に行ってたらテンポ悪いものな。色んな声試してる反応するシーンとてもかわいい。そして原作だと結構ジャズハンズしてた気がするんだけど映画だとあんまやってなかったような気がする。でもサムズアップできないロッキーかわいいので良しです。にんげんのおうちに来て暴れまわるロッキーもびっくりするほど耳がいいロッキーもかわいいね。パンフに『けちな老人と元気なラブラドールと、深く不安を抱えた14歳の少年』をあわせたものがロッキーって書いてあるんだけどほんとにそうだなあと思う。

そして原作の記憶ないけど映画で印象に残ったのが壁全部モニターみたいな部屋いいね。原作にあった?映像だとすごく記憶に残るね。これ最後の環境再現の布石になっててすごく良いね。

 

このへんだったかな、カール(地球で学校から連れ去らわれてアストロファージを研究させられる主人公を見守る黒服)との買い出しシーン楽しいよね。『政府なので』『どこの?』『All』みたいなやりとりとかいいよね。アメリカ映画っぽさ。あとそのあとの『ヤバ!逃がした!!!』の後のシーンも本当好き、協力してもう1つ箱作ってからの、『腰抜かすなよ』『子どもじゃないんだぞ』『腰抜けたわ』大好きすぎる。彼はその後どうなったんだろうね。

 

あと原作ではあんまり意識しなかったけど映画だと主人公が教師であることの意味がすごく濃くでる気がするね、ロッキーへの接し方とか。時計に色々はってみたりとか、『人の家をいきなり訪問して暴れまわっちゃダメ!』って言う時とかの先生感。科学者じゃなくて先生であることがロッキーとの交流においてすごい大事な要素になってるなーって感じた。

 

そういえば諜報機関のえらいおばさまが東ドイツ出身で歌うシーンって原作にあったかしらと思ったら役者の人が東ドイツ出身で舞台女優みたいね。原作あんまり詳細に覚えてるわけではないから原作にもあったかもしれんけど、役者の人にあわせたシーンだったのかな。でもなんかあれすごくいいね。なんだろうな。ヴァルキュリーみたいだよね。人を死地に送り出す人だからこその重さというか。

 

死地に送り出すといえばあの爆発のシーンで真っ先に爆発側に行くのもいいよね、主人公も爆発側に走ってたけど普通って爆発と反対側に走るじゃん?おばさまの立場を背負っての行動だよねえ。あのへん原作だともっとメインの人と副の人が本来は一緒に行動させないはずなのになんでやねんみたいな話あった気がするけどそこはすっぱりカットされてたね。確かに映像化して楽しいシーンでもないしな。

 

タウメーバ回収した後のさ、ロッキーがグレイスを救うのシーン、これ原作でも映画でも最大の山場だと思うんだけど、やっぱあれ涙なしに見れなくないね。原作既読だからロッキー大丈夫なの知ってるんだけどでもやっぱり心配になっちゃうというか『映画では展開ちがいます』なんてよくあることなのでもしロッキーが普通に再度出てこなかったらどうしようって思っちゃた。そこで過去に入るのすごい、すごい良いところで過去入っちゃうじゃん……!!!!!って思うよね、原作だとあんまり何も思わなかったけどここの過去に入るタイミングはマジ『いいところでCMはいりまーす!』感あったね。そして過去から戻ってきた時のさ、ロッキーの痕跡をたどる主人公ね。ロッキーちょっとボロボロになっちゃってるしちょっと脱力したような形になってたから余計心配だったよね。

 

そうえいばロッキーってパペットらしいんだけどあんなに足の多い生物どうやって動かしてるんだろう。パペットやる人ってすごいね。ロッキーの造形思ったより岩ですごく良いよね。蜘蛛型岩ゴーレムみたいなかわいさ。

 

ロッキーがずっといたからさ、ひとりで実験する主人公すごく寂しい感じするよね……。何をやってもひとりみたいな。喜びを分かち合う人もいない寂しさみたいなのをロッキーがいた時期を経たことでより感じるよね。

 

そしておはようロッキー!おはよう!!パソコンもらって喜ぶロッキーかわいいね!!!原作でもかわいかったけども!!!

そういえば地球は原作でも持ってたっけ?持ってたような気もするな、主人公の荷物が少ないから映像だと余計に印象に残るね。

 

そしてロッキーとお別れ……したあとに再度発覚するまで、こんなに短かったでしょうか。なんか原因発覚までもうちょっとかかってたような気もするね。そしてロッキーのところに行くことを決意する主人公。あれ原作だともうちょっと悩んでた気もするけどすごい即決したね、原作だと『宇宙で友人がひとりで待っている、助けずにいられるか?そうだろう?』みたいなこと言ってなかったっけ?言ってない?でも映画だと映像で2人はなかよしなのが描かれてるからそこの葛藤はあんまり要らないのかもね。

 

原作でも送り出すやつの名前はジョン・ポール・ジョージ・リンゴだったと思うけどあれ曲が、曲がよいというか、あそこであの曲なのなんかしんどさとつらさと主人公の何かを感じてこうアアアアアってなるね。だって『We're going home』だけど主人公は家には向かってないわけで、もはやロッキーが家といっても過言ではないってことですよボロ泣き。泣くでしょこんなん。そして映像だとロッキーが出てこないの不安すぎるよね。あの不安感ヤバいですよ。

 

そして地球側ね おばさままだ船にいらっしゃるの!?と思ったけどあれは多分主人公が送ったやつを迎えに行った船なんだろうね、地球もすっかり氷河期みたいになっちゃって 30年で半分が死ぬっておばさまいってたけど色々考えると既に死んでるのではって気もするうけど まあ滅亡は免れてるからね!

 

そして最後の 一瞬主人公もしかして地球戻ってきた?からの

あの映画では出番の少なかった医療用機械の出番が最後もある!!!原作いた??いなかったよね??気になって原作確認したけどやっぱタウメーバがキセノナイトを通ることがわかるまでに結構あり、そのあとロッキーを救う決断をするまでに結構あり、そして原作の食糧の話は割愛して、代わりに海になってるんだね。医療用機械も原作はいなかったけどあんなにええ感じに動く医療用機械を最初だけで使うのもったいないもんな。あれをエリドの家に移植してるのすごく良いと思う。好き。

 

それで最後のシーンよあれ本当良いよねあのエリドの子どもたちの先生してるのかわいすぎる かわいい……なんだあれかわいい……もうエリドで暮らす編で1本見たいくらいだけどそれがないからこそ良いのかもしれない気持ちもある、いやああれはさわやかで良いエンドですね。

 

原作だとちゃんと地球に到達したって描写は『太陽の輝度が回復した!』ってロッキーからの報告になってるのね。映画版のおばさまが受け取ってロッキーのにんげん模型を飾ってるけどあのシーン好きだなあ。

 

結論、映画は映画で良いし原作は原作で良いね、原作は分析とかが全部しっかり書かれててなるほどそういう感じでこういう事態になってるのね!っていうのがわかりやすくてよかった。原作見てから映画見るとすごいなんか原作のダイジェストっぽい印象がしてしまう点もあったのだけど、でも細かな描写の違いとか、原作の良さを崩さずに映画として印象に残るシーンを上手くいれてくれてるな~~って思う。

原作未読だとおいて行かれちゃわないかな……?と思うけど意外とストーリーとしてはしっかり印象に残るかも。映画見てから原作見るとあの時こういうことだったのか~~!ってなることは多いだろうけど。

 

久しぶりに映画館行ったことを後悔しない良い映画でした、原作既読の人はぜひ行ってください!!未読の場合は……ぜひ原作も読んで!!!私SF苦手だけど大丈夫だったってくらいには面白い作品です!