そらとぶアザラシ

とあるWEBエンジニアの日誌

犬王はいいぞ、原作読んでからでも原作読んでなくても良いぞ

超好き

 

原作既読なんだけども、原作は『現代語訳平家物語かな…?』みたいな淡々とした感じなので、映画の映像と音声による熱量は同じストーリーだけど雰囲気ががらっと感じて面白かった。

原作読まなくても面白いと思うけど、時代背景が少しわかりづらいので、原作読んでからの方が面白いかも?映画読んでから原作でもまた別の発見あるのでぜひ!!『犬王が人間に変化していく過程の物語』としては、原作の方がわかりやすい。でも、犬王という演劇としては、この映画も本当に好き。

 

犬王の映像で個人的に好きなのは『群衆の顔』で、犬王って本当に群衆の顔がばらばらなんだよね!犬王の熱狂を表現するのに、色々な群衆が見に来ているということを表現しているんだと思うんだけど、作画コストに対して効果って薄くなりがちかなと思ってそこに対してこだわってるのほんとうにすごいと思う!

表現も独特で面白いなと思う。友魚からみた世界の表現すごい好きで、手で触ると見えるようになったり、犬王が魂の色?みたいなのでしか表現されないの好き。

何を描写するか、も面白いなーと思って犬王の演劇に関して我々は『群衆』ではなく、『見届け人の目線』でみてるんだよね。私だったら絶対シンプルに犬王の演劇を映像にしてしまうので、舞台の仕掛けとかも見えるようにしてるのは好きだな〜〜と思った。犬王と最初から一緒にいる二人はやっぱ兄弟なのかな?

 

音声もやっぱ良い!

水の音とかも結構綺麗なんだよね。映画館だと琵琶の弦をバチで弾く音みたいなのが結構するし。それだけにハイハットだけはどうにか…ならなかったのだろうか…と思っている。せめて右にいつもいた和太鼓に和太鼓のしたの鐘?みたいなの叩いててほしかったよ…そこだけはね…そこだけは気になっちゃった…!

アヴちゃんと森山未來の声、歌もやっぱ最高だった!!アヴちゃんの歌声と犬王の楽しそうな踊りのマッチ度がすごいんだよね。あとアヴちゃんと森山未來がデュエットする時あるんだけど、アヴちゃんがアヴちゃん以外とデュエットしてるの嬉しくて感極まってしまった…心中デイトも好きだけどアヴちゃんが他の人とデュエットしてるのも好き!!

 

いい映画だった。面白かったなー久しぶりに見た映画が犬王でよかった。

サントラ聞いてるけどやっぱ腕塚好きだな〜〜映画見た人にもぜひ原作版の腕塚も読んでほしい!!女王蜂にもハマってほしい!!!

 

というわけで本日はintroductionを推して終わります

 

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